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いまのバンドを始めてから、演奏することが以前よりずっと楽しいと思うようになった。
ひとりで歌うときには、演奏していて悲しい気持ちになったり、投げやりになったり、そんな感情に波乗りしたり浮かんだりしているような気分になる。音楽にも、新しいこととか面白いこととかどんどん求めなくなって、それが自分の歌になっているようだった。
そうするうちに、ミイラ取りのように少しずつ自分自身がくたびれていく感覚があり、その堂々巡りをしているようにも思えた。けど、ほんの少しの火を守れたのか、ただ偶然なのだか、ときに状況は変わることがある。
いままた、ひとりきりで子供のときのように楽器に触れて出てくる音を楽しんでいるが、今はその頃とも違い一緒に描く人がいて、目に見えるようにしっかりと形がつくられていく。この変化を人がどう思うかは分からないし、どうにかしたいこともあるけど、どうしようもないよなと思う。それはコントロールするべきことではない。
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この前、ずっと大好きだったマーク・リボーのライブを初めて観た。
これまで自分が何度も聴いてきたアルバムは、練りに練られた録音作品じゃなくて、ドキュメントだったんだなと感じた。そのドキュメントが目の前で行なわれていたのだと後になって思うと、なんて特別な時間だったのだろうと思う。
色々な音楽の過程や結果・答えがあって、これもそのひとつだ。何が一番良いなどと言いきれるものは自分にはない。ただ、強く求める人たちがひとときぶつかり合って生まれる物事は、かけがえのない可能性の証明だと思った。

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