フラナガンの歌
若い女の子たちがみんなカラスに見える
よどみに群がるさま
男たちのたわごとの傍らで
自分たちの影をついばんでいるよ
わたしはずっとだって眺めていられる
わたしはずっとだって眺めていられる
まんじりともせずに ずっと
恒久の窓々の向こう側
きみに 過ぎ行く魂が一目見える
このパーティーはおしまい
鐘はひとりでに鳴り出し
わたしは家に帰っていくところ
彼女は卓上に立っていた
肌に言うべきことを刻んで
わたしは彼女の瞳の景観
こちらから入っていくことはできない
わたしはきみを愛している 遠い隔たりから
愛してるよ すごく近くで
息づくちっちゃなカエルのように
わたしは きみの覆いの中に横たわっていられる
このパーティーはおしまい
鐘はひとりでに鳴りだし
わたしは家に帰っていくところ
わたしはいつだってあくせく
けれど何のため わかりはしない
妄想がわたしを追い回し
時はそこで扉を閉めてしまった
パーティーはおしまい
薬が薬を摂取しだし
わたしは家に帰っていくところ
(by Robyn Hitchcock)
*久しぶりに趣味の訳詞をしたので公開しました。
別に分析したりするつもりでは無くて、
ひとつの作品をじっくりと、行きつ戻りつしながら触れていく中で
新しい発見をする事がとても好きです。
自分が良いと思うものを、少しでも伝えられていたら嬉しい。
この曲の入ったレコードは、よく通っている redbone records で購入したもの。
先日聴き返していて改めて良いアルバムだなあと思った。
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