2018年8月19日

The Great Nations of Europe (訳詞)




偉大なるヨーロッパ諸国 (Randy Newman)

偉大なるヨーロッパ諸国
岸辺に列をなしていた
背後の全てを征服し
そして今やまだまだ欲しい
輝やく大海原を遠く望み
西へと海を渡ってく
偉大なるヨーロッパ諸国
16世紀のことである

嫁さん隠せ、娘を隠せ
食料品も全部だ
偉大なるヨーロッパ諸国のお通りである

グランドカナリーアイランド
かれらのはじめて着いた島
カナリアみんな大虐殺
この島の名だった鳥なのだが
そこに住んでた先住民のグウァンチー
大勢のグウァンチー
銃弾、疫病、ポルトガル人
そして彼らはもういない

いまやいないよ彼らはいない
本当にみんないっちゃった
失われてきみには見つけられない
博物館の写真とか
書物に残った記述とか
そんなのはあっても生きたかれらはひとりだって
どこをみたって探せない

嫁さん隠せ、娘を隠せ
食料品も全部だ
偉大なるヨーロッパ諸国のお通りである

コロンブスはインドを目指して旅立って
かわりに見つけるサルバドル人
彼らは彼と握手を交わし
たちまちみんな死者になる
結核、チフス、水虫それから
ジフテリアだとかインフルエンザ
どうも失礼 偉大なるヨーロッパ諸国のお通りである

バルボアは太平洋を発見した
歩みを続けある日
友好的なインディアンたちと巡り合う
彼らはどうもゲイだとか
そこで犬に彼らを引き裂かせ
死者は彼らの聖地にかえしてやった
偉大なるヨーロッパ諸国はなかなかに彼らの流儀を尊重していたのだ

いまやいないよ彼らはいない
本当にみんないっちゃった
失われてきみには見つけられない
骨は谷間に眠り
洞窟には描かれているけれど
彼を救おうったって
救う彼らはいないのだ

嫁さん隠せ、娘を隠せ
息子さんももちろん
偉大なるヨーロッパ諸国
どうなることやら

わたしやあなたの立っている
20世紀の終わりから。
ヨーロッパは幅をきかせている
見渡す限りどこにでも
けれどもひょっとして新しい夜明けが
異質なものがアフリカ方面から
わたしやあなたにも訪れるかも
通る先々みんな破壊しながら
海から 輝く大海原へと
まるで偉大なるヨーロッパ諸国の
16世紀の頃のように

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