LAMBCHOP in Shanghai

6月に、ラムチョップというバンドのライブを観るために上海に行ってきました。

アメリカのバンドで、海外ツアーがあってもほとんどがヨーロッパ。これまでアジアに演奏しにきたことはなかったみたいで、初の中国ツアー。日本にも来ないかなとしばらくは淡い期待もしていましたが、その兆しもなさそうだったので、思い切ってわたしも初の中国へ。むこうのクレジットカードがないとチケットを買えないらしく、予約にえらく難儀しましたが、最終的には上海に住んでいる、友達の友達が手配してくれました。中野さん、Haoさん、ありがとう!

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会場は、フランス租界にある「上海シンフォニーホール」というクラシックのホール。
今回のライブも [ 当代変奏 (Contemporale) ] と銘打たれていましたが、過去にもECMフェスティバルが行われていたり、Destoryer も出演していたりと、他にも面白そうな企画がたくさんありました。
街はというと、西洋風の並木道が続く中に中国語の看板や屋台が入り混じり、「中国に来たんだな」という実感とは少し違う異国情緒。

中国行きが決まってから見たり読んだりした事ばかりですが、近くにはアメリカやイギリスの租界もあり、各国の半植民地みたいな地域だったそう。

それぞれの治外法権を利用した犯罪も多かったらしいけれど、それで街が栄えていった面もあるようで、
保存された「らしさ」とはちがう、矛盾を抱えたまま発展した歴史を目の当たりにし、いろいろ考えさせられました。



 
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ライブは、レポートするには言葉が足りないですが、演奏が始まり、会場を後にする間まで、じんわりとした感動がずっと続いていました。
家にひとりいるときはもちろん、親しい友人や家族ともたくさんラムチョップを聴いて過ごしていたので、どの曲が始まっても不意にいろんな情景がよみがえり、いま自分がどこにいるのかわからないような、それでいて心地よい安心感。メンバーひとりひとりはひかえめな音が折り重っていくと、そこに広がる空間の広がりと奥行きに驚く。これがラムチョップのバンドサウンドなんだなあ、と体感できたのが嬉しい。
開演前の客席もまばらな中、リーダーのカートワグナーがふらっと現れてチューニングしている姿や、お客さんとのちょっとしたやりとりも親密な空気があってとてもよかった。
終演後、イベンターみたいな人たちが立ち話していたので、バンド宛の手紙を渡してもらえた(と思います)。

後日、その話を友達にすると、「手紙にeメールのアドレスを書いといたらよかったのに」と言われ、「ああ、そういうことも出来たのか」とは思ったけれど、そういう考えが浮かぶ余裕もなく満たされていたのだと思うことにしました。が、実際、そうだったと思う。
 
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コンサートのミニポスター。
「Lambchop(ラムチョップ)」 は中国語で
「子羊排」と書くらしい。
響きじゃなくて意味を訳する文化って面白いですね、と友達がひとこと。これまた「ああ、そうか」と思った。

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